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理事長挨拶

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理事長 朴澤 泰治

学校法人朴沢学園 理事長​ 朴澤 泰治


 令和2年4月から、明成高校は「仙台大学附属明成高校」となりました。
それは、140年培った教員養成の歴史を踏まえた新たな視点からのチャレンジを意味します。

 本学園の歴史は、「実学と創意工夫」に根差した教員養成の歴史でもあります。
 その歴史は、次の2期に分けられます。

 

第1期 創立(1879)~第2次大戦後の学制改革(1951)までの間の約70年
第2期 仙台大学開学(1967)~開学50周年(2018)までの間の約50年

第1期は、初代校長の養賢堂での教員養成経験を踏まえた「裁縫教員」の養成です。
小学校裁縫教員(1927・師範科設置)、中等学校裁縫教員(1933・高等師範科設置)の養成で、全国にその名を馳せました。
第2期は、仙台大学開学とともに取り組んだ「保健体育教員」他の養成です。
「身体活動」を基軸として、「特別支援学校教員」、「高校福祉科教員」、「養護教諭」、「栄養教諭」、「幼稚園教諭」と、50年の間に、人間の様々な在り様に対応すべく教員養成の範囲を拡げました。
140年を通じ、第1期は裁縫技術、第2期は身体活動技術をベースとした、人間社会を 支える人材の「育成プロ」を養成するということが、その共通理念であります。

 今、人口減少・高齢社会に突入しました。国家もこれを睨み、就学前から高等教育後までを通観した「教育改革」に取組んでおり、その中心的課題が「高大接続改革」であります。
 そこで、本学園は、これを教員養成の視点から先導的に取組むこととし、そのことを 「仙台大学附属明成高校」という形で、世に問うこととしました。
現行制度では、初中等教育では教員養成の枠組みは存在しません。
人口減少社会にあって、15歳の時から、人間社会を支える人材の「育成プロ」を目指す 素養を築き上げること、そのキーワードが「附属高校」であります。

 2020年4月からの附属高校化。
「出藍の誉れプロジェクト」と題した、本学園・教員養成の歴史の第3期のスタートであります。